煙を立てる
けむりをたてる
表現動詞-一段
標準
to make a living
文例 · 用例
大連が一台ずつ、黒塗り真円な大円卓を、ぐるりと輪形に陣取って、清正公には極内だけれども、これを蛇の目の陣と称え、すきを取って平らげること、焼山越の蠎蛇の比にあらず、朝鮮|蔚山の敵軍へ、大砲を打込むばかり、油の黒煙を立てる裡で、お誓を呼立つること、矢叫びに相斉しい。
— 泉鏡花 『燈明之巻』 青空文庫
悟浄は強く水を蹴って、泥煙を立てるとともに、愴惶と洞穴を逃れ出た。
— 中島敦 『悟浄出世』 青空文庫
慌てた與吉の手は其の軸木の先から徒らに毛のやうな煙を立てるのみであつた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
煙草は道の端へさうして畑の方へ吹き擢はれつゝ微かに煙を立てる。
— 長塚節 『商機』 青空文庫
藁屑の交つた粉炭の燻りは蒲團の裾から少し煙を立てる。
— 長塚節 『開業醫』 青空文庫
火はゆら/\と搖れながら油煙を立てる。
— 長塚節 『開業醫』 青空文庫
煙草は道の端へさうして畑の方へ吹き攫はれながら微かに煙を立てる。
— 長塚節 『教師』 青空文庫
それだけの命なりとも夫人にお授けください」 こう僧たちは言って、頭から黒煙を立てると言われるとおりの熱誠をこめて祈っていた。
— 若菜(下) 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
昔は家業が傾き、煙を立てるのも一苦労だったが、今では立派な商売人になった。
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彼は田舎で細々と畑を耕し、家族のために一日一日煙を立てていた。
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「ま、どうにかこうにか、ここで煙を立てさせてもらってるよ。ありがたいこった。」と、店主は笑顔で語った。
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