不許
ふきょ
名詞
標準
no permission
文例 · 用例
など叫喚して手がつけられず、私なども、雑誌の小説が全文削除になったり、長篇の出版が不許可になったり、情報局の注意人物なのだそうで、本屋からの注文がぱったり無くなり、そのうちに二度も罹災して、いやもう、ひどいめにばかり遭いましたが、しかし、私はその馬鹿親に孝行を尽そうと思いました。
— 太宰治 『返事』 青空文庫
また或る二百枚以上の新作の小説は出版不許可になった事もあった。
— 太宰治 『十五年間』 青空文庫
宇宙万般の事万般を貫くの理法ありて、洩さず、乱れず、発しては乃ち不可不の因を成し、収まつては乃ち不許不の果を作る。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
吾人は実に斯く考へ来つて、かの一友が逢会したりし偶然事、其永久に彼をして感謝せしむる清き記憶の中に、この注目すべき不可不の因を見、更にこの因のもたらす尊とき不許不の果の、我等に教ふる事こよなくも深きを感ぜずんばあらず。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
それから中村弥二郎君が予の無聊を慰めんとて、昔話を書いた葉書を寄こされたが、それは「不得要領につき不許」という附箋がついて、出獄のときに渡された。
— 堺利彦 『獄中生活』 青空文庫
それが震災と同時に不許可を申し渡された。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
醜業不許可と実際 今から十何年前、東京市に初めて都市計画に関する課が出来た当時の事、そこの、公園に関する図を引く腰弁に、松戸の園芸学校の卒業生が居た。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
二人の恋の許可不許可も問題に上ったが、それは今研究すべき題目でないとして却けられ、当面の京都帰還問題が論ぜられた。
— 田山花袋 『蒲団』 青空文庫
作例 · 標準
『関係者以外、立入不許』という看板が、厳重な門の前に立てられている。
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不許複製という文字が、その貴重な資料の各ページに印字されていた。
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宗教的な儀式のため、特定の期間は他者の訪問が不許とされる地域がある。
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