猟奇
りょうき
名詞頻度ランク #22485 · 青空 171 例
標準
seeking the bizarre (abnormal, grotesque, etc.)
文例 · 用例
しかしこの映画のおもしろみはストーリーの猟奇的な探偵趣味よりもむしろウィリアム・パウェルという男とマーナ・ロイという女とこの二人の俳優の特異なパーソナリティの組み合わせと、その二人で代表された特異な夫婦間の情味にかかっているというのが定評となっているようである。
— 寺田寅彦 『映画雑感(※)』 青空文庫
尤もここで「野獣の群」というのは破壊的な乱暴者でもなければ、無意味に変態な病的のものを求める猟奇者でもないことは勿論である。
— 寺田寅彦 『二科展院展急行瞥見記』 青空文庫
もちろんその中でも貴女は最も著しい特徴を持った方で、しかも、今では、そうした猟奇趣味の最後の段階まで降りて来ていられるとグラクス君が云うのです」「……最後の段階って……」「そうです。
— 夢野久作 『けむりを吐かぬ煙突』 青空文庫
「猟奇」誌上で私をコキ下したり、コキ上げたりしてヒヤヒヤさせた辣文家とは夢にも思えない。
— 夢野久作 『怪青年モセイ』 青空文庫
「チョット失敬して原稿を書きます」 と言ってモセイ君は「猟奇」の黄色い原稿紙を取り出した。
— 夢野久作 『怪青年モセイ』 青空文庫
復一はこの頃から早熟の青年らしく人生問題について、あれやこれや猟奇的の思索に頭の片端を入れかけた。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
鰥暮しで暇のある蛍雪は身体の中で脂肪が燃えでもするようにフウフウ息を吐きながら、一日中炎天の下に旅行用のヘルメットを冠って植木鉢の植木を剪り嘖んだり、飼ものに凝ったり、猟奇的な蒐集物に浮身を※したりした。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
この女は大川氏の猟奇癖に知ってか或いは知らずにかいつの間にか乗って仕舞って、その表皮がいつか奇矯に偽造され、文壇の見せ物になって居るに過ぎない。
— 岡本かの子 『鶴は病みき』 青空文庫
作例 · 標準
彼は猟奇的な事件を専門に扱うライターとして、裏社会では名の知れた存在だ。
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その古い館には、かつての主が収集した猟奇的なコレクションが今も眠っている。
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「そんな猟奇的な話を平気な顔でするなんて、君の神経を疑うよ」
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