やも知れぬ
やもしれぬ
表現
標準
may
文例 · 用例
という雑誌を身の生業として、石にかじりついても、生きのびて行くやも知れぬ。
— ――当りまえのことを当りまえに語る。 『もの思う葦』 青空文庫
捜査を明日にのばしたならば、今夜のうちにもあの十一文は川の水に押し流され、所在不分明となって国土の重宝を永遠に失うというおそろしい結果になるやも知れぬ。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
かくては、襖の蔭で縫いものをしている家の者に迄あなどられる結果になるやも知れぬという、けち臭い打算から、私は友人を屋外に誘い出し、とにもかくにも散策を試み、それでもやはり私の旗色は呆れる程に悪く、やりきれず、遂には、その井の頭公園の池のほとりの茶店に案内するという段取りになるのであった。
— 太宰治 『乞食学生』 青空文庫
しかし貴兄から、こう頼まれたが、工面出来ないかと友達連に相談をかけても良いものならばまた可能性の生れて来る余地あるやも知れぬが、これは貴兄に対する礼儀でないと思うので……右とり急ぎ。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
存じていたら身共とて滅多に庇い立ては出来なかったやも知れぬよ」「そうでござりましたか。
— 続旗本退屈男 『旗本退屈男 第二話』 青空文庫
」「はッ」「最初からそれなる両名、特に殺気立っていたようじゃったが、先程試合前にあの美形が天降ったあたりといい、何ぞまた退屈払いが出来るやも知れぬぞ」「いかさま様子ありげにござりまするな。
— 後の旗本退屈男 『旗本退屈男 第三話』 青空文庫
こ奴共も、六松とやらいうた怪しい下郎と同じ穴の貉やも知れぬ。
— 後の旗本退屈男 『旗本退屈男 第三話』 青空文庫
この分ならば、あの触れ看板にも二三匹何ぞ大物がかかっているやも知れぬ。
— 仙台に現れた退屈男 『旗本退屈男 第七話』 青空文庫
作例 · 標準
この道は危険な場所があるやも知れぬ。
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思わぬトラブルが発生するやも知れぬので、用心が必要だ。
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彼はすでに故郷へ帰ってしまったやも知れぬ。
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