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小舎

しょうしゃ
名詞
1
標準
文例 · 用例
岩石の大崩れがあって、左の方に石を囲んだ坊主小舎がある、小舎の中は未だ雪が多くて、泊まることは出来そうもない、鍋が一枚蔵してあった、冠君は既に槍ヶ岳登りを終られて、雪を辷り落ちるようにして、下りて来られた、二言三言話を交えて、さっさと下りて行かれる。
小島烏水 槍ヶ岳第三回登山 青空文庫
ここは自分に憶い出の多い小舎である、六年のむかし、槍ヶ岳へ上る前夜、この小舎へ山林局の役人と合宿したとき、こういう話を聞いたからで。
小島烏水 梓川の上流 青空文庫
嘉門次が帰りそうにもないので、小舎から二、三町も行く、鳥居があって四尺ばかりの祠を見せる、穂高神社の奥の院だという、笹を分けると宮川の池。
小島烏水 梓川の上流 青空文庫
そうして一行は東俣谷の、オリットの小舎に着いた、私が恐い、怖ろしい念いをしながらも、もう一遍後髪を引かれて見たいとおもった小舎の前の深潭は、浅瀬に変って、水の色も、いやに白っちゃけてしまった。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
川楊(大井川の上流) 前夜は、東俣の谷へ下りて、去年と同じくオリットの小舎に野宿をした。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
寝泊りした小舎の頭の、白花の咲く、ノリウツギの間からも起る。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
小舎の前の渓水に嗽ぐ。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
それから、昼弁当の結飯をこしらえ、火に翳して、うす焦げにして置いて、小舎の傍から※って来た、一柄五葉の矢車草の濶葉に一つずつ包む。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫