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書人

しょじん
名詞
1
標準
文例 · 用例
特に「ツァラトストラ」の如きは、片手に註解本をもつて読まない限り、僕等の如き無識低能の読書人には、到底その深遠な含蓄を理解し得ない。
萩原朔太郎 ニイチェに就いての雑感 青空文庫
無論、讀書人夏目漱石は勝負事には感興を持つてゐなかつたのであらうが、それは麻雀競技の甚だ漠然とした、斷片的な印象を數行綴つたのに過ぎない。
南部修太郎 麻雀を語る 青空文庫
勘当ではない自分で追出て、やがて、おかち町辺に、もぐって、かつて女たちの、玉章を、きみは今……などと認めた覚えから、一時、代書人をしていた。
泉鏡花 開扉一妖帖 青空文庫
薬店に聞いても、お百姓に聞いても、薬草取りに聞いても、年寄りに聞いても、読書人に聞いても、大工に聞いても、みな一様に頭を振るだけであった。
太宰治 惜別 青空文庫
私一個人にとっては、ひどくもの珍しい日記ではあっても、世の読書人には、ああ、あれか、と軽く一首肯を以てあしらわれる普遍の書物であるのかも知れない。
太宰治 盲人独笑 青空文庫
戸畑に対する責任は手形の振出人たる信托会社と裏書人たる松村個人とがある。
平出修 瘢痕 青空文庫
かうして一年も二年もくらして居られたら、そしてすず子がもすこし自分の今の気分に調子を合せてくれたら、本当に読書人となつてしまふことが出来るかもしれない。
平出修 計画 青空文庫
かうして一年も二年もくらして居られたら、そしてすず子がもすこし自分の今の氣分に調子を合せてくれたら、本當に讀書人となつてしまふことが出來るかもしれない。
平出修 計畫 青空文庫