成山
せいざん
名詞
標準
文例 · 用例
私は子供の頃、開成山の暗い夜、竹やぶのわきを通るのがこわくて、おぶさっている背中でしっかり目をつぶっていた。
— 一九三八年(昭和十三年) 『獄中への手紙』 青空文庫
私が十五年も開成山に行かないでいるので庭から山々の宏大な眺望の代りに、放送局の塔を眺めることになると云われてもフウムと感服するが、どうも実感として来ない。
— 一九三八年(昭和十三年) 『獄中への手紙』 青空文庫
五時頃、昨日開成山からかえって来た林町一族がやって来るというところ。
— 一九三八年(昭和十三年) 『獄中への手紙』 青空文庫
国男が、開成山の小学校の図書館へ父と母との記念のために本を寄附しようとして居ります。
— 一九三九年(昭和十四年) 『獄中への手紙』 青空文庫
昔、父が五十代ぐらいだったとき、開成山に一緒にいたことがあって、そのとき家の近くの大きい池のぐるりにある競馬場の柵に二人でもたれながら話していたとき、父は自分の父の記念のために高い高い塔を立てるというようなことを、実に空想的に話したことがありました。
— 一九三九年(昭和十四年) 『獄中への手紙』 青空文庫
一昨日は、この間うちからもうすこしでまとまるところになっていた開成山図書館へ送ってやる本の選択完結。
— 一九三九年(昭和十四年) 『獄中への手紙』 青空文庫
太郎が毎夏開成山に暮します。
— 一九三九年(昭和十四年) 『獄中への手紙』 青空文庫
あしたの朝(日曜日)国男さん、太郎をつれて開成山へ行きます、来月三日ぐらいまでいるそうです。
— 一九三九年(昭和十四年) 『獄中への手紙』 青空文庫