ワセリン
ワセリン
名詞
標準
vaseline
文例 · 用例
額にはワセリン、目にはベラドンナ、頬骨には紅、唇の周りには蜜蝋を薄くつけて乾かす。
— THE ADVENTURE OF THE DYING DETECTIVE 『瀕死の探偵』 青空文庫
「――近くで見たら、その顔、まあ化物やな」「いやらしおっしゃろほんまに、踊のある間、あてら顔滅茶苦茶やわ……痛い痛いわ、荒れて」「……何や、それ」「ワセリン」「――ようとれるな」 章子と二人の話声をききながら、ひろ子は興味をもって、桃龍のいたずら描きを眺めていた。
— 宮本百合子 『高台寺』 青空文庫
◯いやによく火は燃え、手袋についたり衣服についたりするが、ワセリンみたいな油が燃えているだけで熱くはない。
— 海野十三 『海野十三敗戦日記』 青空文庫
洗顔用タオル、赤いグリイス塗料、黒のライニング・ステック、楽屋用ワセリン一壜、白粉。
— 白い謝肉祭 『踊る地平線』 青空文庫
そのつぎに彼がしたことは、化粧道具入れから、ワセリンのチューブをだし、それを少しばかり指先にしぼりだしたことであった。
— A CASE OF PREMEDITATION 『予謀殺人』 青空文庫
彼はそのワセリンを刷毛箱の要処要処に塗りつけて、蓋をした時、空気がもれないようにした。
— A CASE OF PREMEDITATION 『予謀殺人』 青空文庫
指のワセリンをふきとると、火箸でナイフを持ちあげ、刷毛箱にいれてすぐ蓋をしめた。
— A CASE OF PREMEDITATION 『予謀殺人』 青空文庫
匂いの漏れるのをふせぐため、蓋のはしにワセリンを塗りつけてあったからである。
— A CASE OF PREMEDITATION 『予謀殺人』 青空文庫
ウィキペディア
ワセリンは、石油から得た炭化水素類の混合物を脱色して精製したもの。大部分は、分岐鎖を有するパラフィン(イソパラフィン)および脂環式炭化水素(シクロパラフィン、ナフテン)を含む。ワセリンという場合、一般的には白色ワセリン を指す事が多い。英語での一般名は petroleum jelly であるが、日常会話では、同種の軟膏は包括して vaseline と呼ばれることの方が多い。化粧品として、また、足の爪の真菌、性器の発疹(非性感染症)、鼻血、おむつかぶれ、風邪などの軟膏剤に使用される。
出典: ワセリン — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0