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嶄然

ざんぜん
形容動詞
1
標準
文例 · 用例
嶄然足角を現わしている。
有島武郎 星座 青空文庫
スヰデンボルグは、かういふ大觀念、大思想の澤山流行した間に處して、尚嶄然たる頭角をあらはして居るのである。
岩野泡鳴 神秘的半獸主義 青空文庫
硯友社の作家が、文章などに浮身を窶して、本当に人間が描けなかつた中で、一葉丈は嶄然として独自の位置を占めてゐますからね。
菊池寛 真珠夫人 青空文庫
硯友社の作家が、文章などに浮身を窶して、本当に人間が描けなかった中で、一葉丈は嶄然として独自の位置を占めていますからね。
菊池寛 真珠夫人 青空文庫
これは最近に於ける各国の出版物の中で、発行部数に於いても、書物の数に於いても嶄然と他を抜いてゐるものは小説であるといふ一事がよく証明してゐる。
平林初之輔 商品としての近代小説 青空文庫
)       五 馬琴の日記『八犬伝』が日本の小説中飛び離れて挺んでている如く、馬琴の人物もまた嶄然として卓出している。
内田魯庵 八犬伝談余 青空文庫
彼女は奴国の宮の乙女たちの中では、その美しい気品の高さにおいて嶄然として優れていた。
横光利一 日輪 青空文庫
スラスラと書いたその一句は……あかつきの 嘔吐は隣りか  ほととぎす 狭斜の巷の情と景とを併わせ備えた名句として、其角の無数の秀句の中で嶄然頭角を現わしているこの「ほととぎす」の一句こそはこういう事情の下に出来上がったのである。
国枝史郎 紅白縮緬組 青空文庫
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