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階級意識

かいきゅういしき
名詞
1
標準
class consciousness
文例 · 用例
人格が人格に對する禮儀の上で階級意識を立てるのは當然である。
萩原朔太郎 中央亭騷動事件(實録) 青空文庫
そのときこそ米良は尖鋭な階級意識を呼び起すつもりだが?
吉行エイスケ 地図に出てくる男女 青空文庫
漠然とした階級意識から崖邸の人間に反感を持っている崖下の金魚屋の一家は、復一が小学校の行きかえりなどに近所同志の子供仲間として真佐子を目の仇に苛めるのを、あまり嗜めもしなかった。
岡本かの子 金魚撩乱 青空文庫
文芸の上に階級意識がそう顕著に働くものではないという理窟は、概念的には成り立つけれども、実際の歴史的事実を観察するものは、事実として、階級意識がどれほど強く、文芸の上にも影響するかを驚かずにはいられまい。
有島武郎 広津氏に答う 青空文庫
私のいった第一の種類に属する芸術家は階級意識に超越しているから、私の提起した問題などはもとより念頭にあろうはずがない。
有島武郎 広津氏に答う 青空文庫
従つて、単に「芸術」といふ言葉を「無産階級文学」といふ言葉に置きかへ、「意識」といふ言葉を「無産階級の階級意識」といふ言葉におきかへたに過ぎないところの「無産階級文学の社会的役割」の一項にも前項と同じ理論的混乱が伝へられてゐることはこゝに言ふまでもない。
平林初之輔 文学の本質について(二) 青空文庫
真の階級意識はプロレタリアと共にはじまつたからだ。
平林初之輔 諸家の芸術価値理論の批判 青空文庫
工場新聞は工場内の労働者が自分で体得した日々の経験、工場内の出来事、偽瞞的な政策等を分り易く、具体的に暴露して、それにマルクス主義的な解答を与え、漸次彼等を階級意識に目覚めさせて行く任務を持っていた。
小林多喜二 工場細胞 青空文庫
ウィキペディア

階級意識 とは、それぞれの階級が自己の属する階級の社会的地位や歴史的な任務、経済的利害関係などに対して持つ社会的な自覚や、それに基づき自分の属する階級を発展・向上させようとする意識、またはある階級に特有の社会的・経済的立場を反映した自己意識や考え方、或いは客観的な階級の存在に条件づけられた事実的・可能的な意識の総体をいう。

出典: 階級意識 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0