上り坂
のぼりざか
名詞頻度ランク #29943 · 青空 57 例
標準
ascent
文例 · 用例
やゝ曇り初めし空に篁の色いよ/\深くして清く静かなる里のさまいとなつかしく、願わくば一度は此処にしばらくの仮りの庵を結んで篁の虫の声|小田の蛙の音にうき世の塵に汚れたる腸すゝがんなど思ううち汽車はいつしか上り坂にかゝりて両側の山迫り来る。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
そして谷底まで下りた人の多数はそのままに麓の平野を分けて行くだろうし、少数の人はそこからまた新しい上り坂に取りつきあるいはさらに失脚して再び攀上る見込のない深坑に落ちるのであろうが、そのような岐れ路がやはりほぼ四十余歳の厄年近辺に在るのではあるまいか。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
天竺は火事じや、世は火事じや、俺らが一生はなほ火事じや、やれ、もひとつくだれ、下り坂、やれ、もひとつあがれ、上り坂、やつこらさつさ、やつこらさ。
— 北原白秋 『畑の祭』 青空文庫
天竺は火事じや、世は火事じや、長命や、耻かい、地獄の夕焼、やれ、もひとつくだれ、下り坂やれ、もひとつあがれ、上り坂やつこらさつさ、やつこらさ。
— 北原白秋 『畑の祭』 青空文庫
ワトソン君、俺たちが娘さんに出逢う前に、あのチァーリントンの森にさしかかってしまったら大変なことになるよ」 私たちが上り坂を越してからは、もうその乗り物の姿は見えなかった。
— コナン・ドイル 『自転車嬢の危難』 青空文庫
」 上り坂を越えてからはもう乗り物も見えなくなったが、我々は前へ急いだ。
— THE ADVENTURE OF THE SOLITARY CYCLIST 『自転車乗りの影』 青空文庫
) また上り坂なりの石磴だから、いよいよ聳えて、階子を斜に立てたようである。
— 泉鏡花 『雪柳』 青空文庫
其處を渡舟で渡ると、道はやゝ長いこと上り坂になつて居る。
— 若山牧水 『古い村』 青空文庫
作例 · 標準
家までの道は常に上り坂で、買い物の荷物が重いと大変だ。
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汗を流しながら、自転車で長く続く上り坂を登った。
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この上り坂を越えれば、目的地はもうすぐだ。
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標準
(gradual) upturn
作例 · 標準
会社の業績は、ようやく上り坂に転じてきた。
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彼女のキャリアは、着実に上り坂をたどっている。
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厳しい時代を乗り越え、景気は緩やかな上り坂にある。
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