焼餅
やきもち
名詞
標準
文例 · 用例
つまらんことにもすぐ焼餅を焼くのは、女の癖さ。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
ここから東の方だけ言っても 程ヶ谷と戸塚の間の焼餅坂に権太坂 箱根旧街道 鈴川、松並木の左富士 この宇津の谷 こういう場所は殊にしみじみさせる。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
そして竹林寺の門前で鉄冷鉱泉をのみ、焼餅を立ちぐいしていると、向い側の剃刀屋から、「し、し、し、〆さんとち、ち、ちがうか」 と、言いながら出て来た男がある。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
それに、えらい焼餅やきですの。
— 織田作之助 『秋深き』 青空文庫
焼餅やきや言うてしまへんでしたか。
— 織田作之助 『秋深き』 青空文庫
なにが、僕が焼餅やきますかいな。
— 織田作之助 『秋深き』 青空文庫
彼女の方が余っ程焼餅やきでっせ。
— 織田作之助 『秋深き』 青空文庫
それで、柳吉がしばしばカフェへ行くと知っても、なるべく焼餅を焼かぬように心掛けた。
— 織田作之助 『夫婦善哉』 青空文庫