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来哲

らいあきら
名詞
1
標準
文例 · 用例
然るに日本人は、歴史的に思想を持たない国民であるから、本来哲学的の思想を根とする西洋文学の輸入に際して一もそれに適応する原語がなく、日本語字典のあらゆる言海を探した後で、止むを得ず「現実」や「自然」などといふ訳語を、無理にこじつけて適当させた。
萩原朔太郎 詩の翻訳について 青空文庫
来哲学の一部分であった科学が、近世の始め文芸復興期以来に長足の進歩をなした所以もまた科学の対象が能知者から解放された事に起因すると云ってもよい。
寺田寅彦 文学の中の科学的要素 青空文庫
映画や小説の芸術に酔うて盗賊や放火をする少年もあれば、外来哲学思想に酩酊して世を騒がせ生命を捨てるものも少なくない。
寺田寅彦 コーヒー哲学序説 青空文庫
悪を悪なりとし、善を善なりとし、不徳を不徳とし、非行を非行とするは、俗眼だも過つことなきなり、但夫れ悪の外被に蔽はれたる至善あり、善の皮肉に包まれたる至悪あるを看破するは、古来哲士の為難しとするところ、凡俗の容易に企つる能ざる難事なり。
北村透谷 心機妙変を論ず 青空文庫
この問題の解釈については従来哲学者の貢献も甚だ多いのである。
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 宇宙の始まり 青空文庫
この人は敬宇先生として知られているが、元来哲学だの論理学などということにはあまり注意もしないし、また喜ばなかった。
序論 明治哲学界の回顧 青空文庫
それによると彼は元来哲学的(?
戸坂潤 思想と風俗 青空文庫
処が自分というものの存在に就いては、古来哲学はその証明に苦心しているのだ。
戸坂潤 道徳の観念 青空文庫