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辺土

へんど
名詞
1
標準
remote region
文例 · 用例
諸王は国中に臨きて、京に至るを得る無かれ、と云えるは、蓋し其意諸王其の封を去りて京に至らば、前代の遺※、辺土の黠豪等、或は虚に乗じて事を挙ぐるあらば、星火も延焼して、燎原の勢を成すに至らんことを虞るるに似たり。
幸田露伴 運命 青空文庫
であるから氏郷の佐沼の後詰は辺土の小戦のようであるが、他の多くの有りふれた戦には優った遣りにくい戦で、そして味わって見ると中々|濃やかな味のある戦であり、鎗、刀、血みどろ、大童という大味な戦では無いのである。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
辺土の秋に客死したとあつては猶更の事。
石川啄木 悲しき思出 青空文庫
たとえ北国辺土は教え靡くとも、都近くは留守の間の荒土。
岡本かの子 取返し物語 青空文庫
冬ならば、とても荒まじいであろうところの辺土である。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
四月十有三日、日は照らず、空はくもりて、乱雲すさまじく故天にかへる辺土の朝の海、(海も狂へや、鬼神も泣き叫べ、敵も味方も汝が鋒地に伏せて、マカロフが名に暫しは跪づけ。
石川啄木 青空文庫
況んや九州の辺土をや。
菊池寛 島原の乱 青空文庫
所が、この江雪斎も、大北条の使者になるだけあって、少しも怯びれず、「北条家に於て、更に違背の気持はなかったが、辺土の武士時務を知らず、名胡桃を取りしは、北条家の運の尽くる所で、是非に及ばざる所である。
菊池寛 真田幸村 青空文庫
作例 · 標準
辺土の山奥にひっそりと佇む集落は、外界から隔絶されたような静けさだった。
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辺土の厳しい自然環境の中で生きる人々は、たくましい。
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その祭りは、遠い辺土の地で、今も昔ながらの伝統を守り続けている。
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