絆される
ほだされる
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to be bound (by feelings)
文例 · 用例
」 銀子もこの辺がちょうど好い相手かとも思い、彼のいう通り、誠意に絆される時機が来るように思えたりもするのだったが、差向いでいると、どうにも好感がもてず、「こん畜生!
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
自分の腕に自信があって、全然情に絆されることなく使用人を使うし、算盤を弾くし、食えない生れつきは商売を始めた親父より強そうな嘉造を見ると、朝子はいつも一種の興味と反感とを同時に覚えた。
— 宮本百合子 『一本の花』 青空文庫
女のあなたがあの御愛情にほだされるのは当然で、だれも罪とは考えませんよ」 などと右衛門佐は姉に言うのであった。
— 関屋 『源氏物語』 青空文庫
よく、日本の女は一寸した親切にもほだされるといわれているが、女に対する劬りというものが、欠けている日本の習俗の中では、外国人の男のそういう礼の表面的な、或る場合偽善的な謂わば折りかがみさえ、感情の上に何かの甘味を落すのであろう。
— ――世相寸評―― 『日本の秋色』 青空文庫
日本では、一般に理窟なく、只、「子にほだされる」のを一種の美しい人情として余り過重視してはいませんでしょうか。
— 宮本百合子 『男女交際より家庭生活へ』 青空文庫
わるくほだされると自分にのこるのは、結果感覚的なものだけで自分元気になれぬ。
— 一九二九年(昭和四年) 『日記』 青空文庫
「男というものにほだされると、こんなになるものとは思いませなんだ。
— 室生犀星 『花桐』 青空文庫
これは、町すじを走りながらお藤のあたまに浮かんだのだが、いま左膳を、自分の手で救い出せば、何よりも左膳に、この上もない大恩を被せることになって、あとでよく心づくしを見せたり話したりしたなら、いかな丹下さまでも、今度はふっつり弥生のまぼろしを追い払って、こっちの実にほだされるかも知れない。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
作例 · 標準
母親の優しさに、子どもはすっかり絆されていた。
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長年の恩義に絆され、彼は断ることができなかった。
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「もう、こんなに感動しちゃって!もうダメだわ」と彼女は涙ぐんだ。
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