橅
ぶな異読 ブナ
名詞
標準
Japanese beech (Fagus crenata)
文例 · 用例
従つてセンチメンタリズムに堕することからあぶない所で脱かれてゐる。
— 中原中也 『菊岡久利著「貧時交」』 青空文庫
なれは喜ぶなが影の、すがたの海に跳び入りて、眼に腕にかい抱き、それな固有のざはめきに、なれがこゝろはなごむなり、抑へがたなきはた荒き、浪の歎きのかの響き もはや眺めてはゐられなくなつた、跳び込んで、眼に腕にかい抱き、それな固有のざわめきに、なれがこころはなごむのだ。
— ――人と海―― 『海の詩』 青空文庫
あぶない事はありません。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
この二人の踊りは見ていてちっともあぶなげがない。
— 寺田寅彦 『映画雑感(※)』 青空文庫
その真偽はとにかく、彼女からこういううぶな態度を見たいためにも、若い女たちはしばしば訊いた。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
ジョバンニはあぶなく声をあげて泣き出さうとしました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
急だぞ、草、この木は細いぞ、青いぞあぶないぞ。
— 宮沢賢治 『台川』 青空文庫
あぶなく渡る、二人がわたる。
— 宮沢賢治 『台川』 青空文庫