染筆
せんぴつ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
writing
文例 · 用例
封書、葉書、御意ノ召スガママニ御染筆ネガイ上候。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
それからその後根岸のあたりをぶら/″\歩行いていよ/\といふことを突き止めたといつては變だが、そこらの模樣を見て三月二十七日それは明治三十三年の三月二十七日に染筆を乞ふ積りで、短册を用意して半ば畏を懷いて先生を訪問に行つた。
— 長塚節 『竹の里人〔二〕』 青空文庫
神社ノ額ハ、海軍少将大勲位依仁親王殿下ノ御染筆ニテ、高村光雲ノ作ナリ、社殿背後ノ丘上ニハ、竹田宮昌子内親王殿下ノ御染筆ニ係ハル妃ノ命ノ さねさしさがむのをぬにもゆるひのほなかにたちてとひしきみはもノ御歌ヲ彫ミタル記念碑アリ。
— 牧野信一 『或るハイカーの記』 青空文庫
其の建物は二階造りの大きなもので、二階の上には尖塔の立つた太鼓樓まで附いてゐて、階上正面の扁額には、何々親王家の染筆になつたといふ「天滿校」とお家流に書いた大文字が、金網の中から、肥桶擔ぐ百姓共を威壓するやうな筆勢を見せてゐた。
— 上司小劍 『太政官』 青空文庫
恐れ多い話ではあるが、書道においても一世の卓抜的大家であらせられた、故久邇宮邦彦王殿下に対し奉り、ある時のこと、御用係某は、殿下御染筆の数々のうち取り分け法隆寺に御下賜のものの御出来栄えが、一段に御見事に拝される旨を言上した。
— 北大路魯山人 『良寛様の書』 青空文庫
また小阿弥陀堂を建て、障子色紙形に参議藤原教長の染筆を請うたともある。
— 喜田貞吉 『奥州における御館藤原氏』 青空文庫
なおなお、少々心得もございますから、この手紙の余白に、御意のほどをひと筆|御染筆、使いの者に御手交くださらば有難く存じます。
— 菊香水 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
中身をば染筆せず、表題のみを勅命で認めた分もあった。
— 原勝郎 『東山時代における一縉紳の生活』 青空文庫
作例 · 標準
彼は達筆で、**染筆**する文字はどれも芸術的だ。
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専門家が**染筆**した解説文は、内容が深く理解しやすい。
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「この巻物に**染筆**する機会があれば、ぜひこの筆を使いたいな。」
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