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小納戸

こなんど
名詞
1
標準
文例 · 用例
――元は卑しい黒鍬組の人足頭にすぎなかったが、娘が将軍家のお手かけ者となってこのかた、俄かに引き立てられて、今では禄も千石、城中へ出入りも自由のお小納戸頭取というすばらしい冥加者でした。
千代田城へ乗り込んだ退屈男 旗本退屈男 第十一話 青空文庫
役がまたお小納戸頭という袖の下勝手次第、収賄御免の儲け役であるだけに、何から何までがこれみよがしの贅沢ぶりでした。
千代田城へ乗り込んだ退屈男 旗本退屈男 第十一話 青空文庫
」「………」「お小納戸頭取の重職すらいただく身が、漁師|渡世の者よりこれほどまでにののしられて、上の御政道相立つと思うか!
千代田城へ乗り込んだ退屈男 旗本退屈男 第十一話 青空文庫
右まさに受け取り候こと実証なり    久世|大和守家中      小納戸頭 茂木|甚右衛門」 それすらが容易ならざるところへ、表の文字はさらに数倍の奇々怪々たるものでした。
へび使い小町 右門捕物帖 青空文庫
辻番組合月番|西丸御小納戸鵜殿吉之丞の家来玉木勝三郎組合の辻番人が聞き取った。
森鴎外 護持院原の敵討 青空文庫
名古屋と京都との往来も頻繁になって、薩長土肥等の諸藩と事を京畿に共にしようとする金鉄組の諸士らは進み、佐幕派として有力な御小納戸、年寄、用人らは退きつつあった。
第一部下 夜明け前 青空文庫
名古屋の方にある有力な御小納戸、年寄、用人らの佐幕派として知られた人たちは皆退けられてしまった。
第二部上 夜明け前 青空文庫
眼中人もなければ藩もなし、左ればとて藩の邪魔をしようとも思わず、唯屋敷の長屋を借りて安気に住居するばかり、誠に淡泊なもので、或時私が何かの事に就て御用があるから出て来いと云うから、上屋敷の御小納戸の処へ参た所が、之を貴様に下さると云て、奥平家の御紋の付て居る縮緬の羽織を呉れた。
福翁自伝 福翁自伝 青空文庫
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小納戸(こなんど)は、江戸幕府の役職のひとつで、将軍近侍職にあたる。

出典: 小納戸 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0