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鉄窓

てっそう
名詞
1
標準
iron-barred window
文例 · 用例
応急手当が終ると、――私は船乗りだったから、負傷に対する応急手当は馴れていた――今度は、鉄窓から、小さな南瓜畑を越して、もう一つ煉瓦塀を越して、監獄の事務所に向って弾劾演説を始めた。
葉山嘉樹 牢獄の半日 青空文庫
「わたしの国では凡ての人が、若しも乱酔者を発見した場合には直ちに彼を捕縛して厳罰に処し、鉄窓のもとにつなぐべき権利を附与されてゐる。
牧野信一 ベツコウ蜂 青空文庫
何んとかなるまいかと言ふ身の振り方の相談であつたが、私の新聞社にも席がないし、北門新聞社に校正係が欲しいと聞いたから、幸ひに君と同県人の佐々木鉄窓氏と小国露堂氏がゐる、私が紹介をするから、この二人に頼むのが一番近道であることを話した。
野口雨情 札幌時代の石川啄木 青空文庫
そうして幾筋とも知れぬ焔の蛇が、わたしが鉄窓から覗いたときにいっせいにわたしのはうにのめりかかってくるように思いました。
小酒井不木 メデューサの首 青空文庫
金色の寝台の金具、家鴨のぶつぶつした肌、切られた真赤な水慈姑、青々と連った砂糖黍の光沢、女の沓や両替屋の鉄窓
横光利一 上海 青空文庫
獄舎の鉄窓をもれる月光のもとに、絞首台の幻影を掻きわけながらペンを走らす犯罪日誌は、本人にとって聊かの悦びをも齎らさないであろう。
小酒井不木 鼻に基く殺人 青空文庫
女というものは眼中に置かないで、強い男が自分の権利を振り廻すために自分の便利を計るために、一種の制裁なり法則というものを拵えて、弱い女を無視してそれを鉄窓の中に押し込めたのが今日までの道徳というものであるといっている。
夏目漱石 模倣と独立 青空文庫
西角は、ひどく塵のたかった銀行の鉄窓と、建築にとりかかったばかりの有名な時計屋の板囲いとに、占められている。
――ふるき市街の回想―― 小景 青空文庫
作例 · 標準
古い監獄には、小さな鉄窓があった。
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彼は鉄窓の外に広がる空を、寂しげに見つめた。
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鉄窓を破って脱獄するのは、不可能に思えた。
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2
標準
prison
作例 · 標準
彼は罪を犯し、数年間鉄窓の中で過ごした。
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鉄窓の生活は厳しく、彼の心を深く傷つけた。
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息子が鉄窓に入ることだけは避けたいと、母親は願った。
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