幻辞.com

談林派

だんりんは
名詞
1
標準
Danrin school (of haikai poetry)
文例 · 用例
兼好は何処まで行つても、ああした観察と皮肉と絶望とを持つて生きて行つたに相違ないし、芭蕉はまた芭蕉でいかに談林派の空気の中に生きてゐても、矢張あゝした真面目なところのあつた人に相違ない。
田山録弥 正宗君について 青空文庫
既にその時代、俳諧は大流行していて若殿自身蝉吟という俳号をもって、談林派の俳人季吟の弟子であった。
宮本百合子 芭蕉について 青空文庫
俳諧の道に於て、従来自分の属して来た談林派にあき足りなくなって来た心の動機には、やはり日々の生活からひき緊められるものの作用が大きく働いたのではなかったろうか。
宮本百合子 芭蕉について 青空文庫
談林派の俳諧というものは、その先達であった貞門と同じように俳諧を滑稽の文学と見ており、談林は詩型のリズムに自由を求めると共に懸詞にも日常語を奔放にとり入れ、奇想巧妙な譬喩を求めるあまり、遂には、山の手ややつこりや咲いた花盛引窓や空ゆく月のおとし穴というような皮相な思いつきに堕した。
宮本百合子 芭蕉について 青空文庫
妻に早世され、娘を早く喪ってからは店を手代にゆずって僧にもならず一種の楽隠居で、半年は旅に半年は家居して暮すという境遇の俳人、談林派の宗匠であった。
宮本百合子 芭蕉について 青空文庫
町人に生まれ、折から興隆期にある町人文化の代表者として、西鶴は談林派の自在性、その芸術感想の日常性を懐疑なく駆使して、当時の世相万端、投機、分散、夜逃げ、金銭ずくの縁組みから月ぎめの妾の境遇に到るまでを、写実的な俳諧で風俗描写している。
宮本百合子 芭蕉について 青空文庫
若主人藤堂良忠は貞徳の流れを酌み、貞室と季吟とに師事し、談林派の宗因とも交り、自ら蝉吟と號したといふほどの人である。
島崎藤村 桃の雫 青空文庫
西山宗因は起つて談林派を唱へたり。
正岡子規 古池の句の弁 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代の俳壇では、松尾芭蕉の蕉風と、西山宗因の談林派が人気を二分していた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
談林派は、自由で滑稽な表現を特徴とする。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼女は談林派の俳句を専門に研究している。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ウィキペディア

談林派(だんりんは)は、延宝期を中心に、主として京都・大坂・江戸の三都で流行した誹諧の流派。また、その俳風。

出典: 談林派 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0