炉間
ろかん
名詞
標準
文例 · 用例
炉間が十畳、次ぎは十二畳、その奥は十畳、その一番奥は六畳、この部屋が私の家族の室であるが、畳もなく電灯もない。
— ――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 『夜の靴』 青空文庫
炉間から背後の一列の部屋は、ここの家族たち四人の寝室で、私は覗いたことはないが、多分、十二畳と八畳の二室であろう。
— ――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 『夜の靴』 青空文庫
それも炉間にぶら下ったまま光は私らの部屋までは届かない。
— ――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 『夜の靴』 青空文庫
圭一郎は郷里の家の大きな茅葺屋根の、爐間の三十疊もあるやうなだゝつ廣い百姓家を病的に嫌つて、それを二束三文に賣り拂ひ、近代的のこ瀟洒した家に建て替へようと強請んで、その都度父をどんなに悲しませたかしれない。
— 嘉村礒多 『崖の下』 青空文庫