禍津日
まがつひ
名詞
標準
god who causes calamities
文例 · 用例
旱倹雲の鎖やむら立ちや、 森はた森のしろけむり、鳥はさながら禍津日を、 はなるとばかり群れ去りぬ。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
眼の前にたゞ、もさ/\と味もないようにご飯を食べているこの葛岡という青年も、また考えてみれば、このわたくしの禍津日神が安宅先生のつむじ曲りに手伝ってこんな中途半端な人間にしてしまったものらしくあります。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
わたくしはこゝにもわたくしの中なる性悪な禍津日神を見出します。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
田の神上げもせずに、打ち棄てゝ置けば、直に、禍津日の本性を発揮せられたであらう。
— 折口信夫 『稲むらの蔭にて』 青空文庫
其仔細を理解するには、形代に移されたる人の穢れ即悪分子は、八十禍津日・大禍津日化生の形代をさながらに、御霊的威力を振うて、災禍を喰ひ留めてくれると言ふ外に、尚古代人が実在の親しむべきを知ると共に、実在を超越する程度の高いものほど、怖しさの程度が加はると感じた根本観念を推測して見ねばならぬ。
— 折口信夫 『髯籠の話』 青空文庫
禍ひを下す神を、大禍津日神・八十禍津日神といひ、神官は嫌うてゐるが、実は大切な神なのである。
— 折口信夫 『古代人の思考の基礎』 青空文庫
誤りがあつた場合に、その誤りを指摘するのが、大禍津日神である。
— 折口信夫 『古代人の思考の基礎』 青空文庫
其を、対句式に表現した結果、その性格に分裂を起して、八十禍津日神と言うた。
— 折口信夫 『古代人の思考の基礎』 青空文庫
作例 · 標準
この神話では、禍津日神は天変地異を引き起こす存在として描かれている。
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人々は、禍津日神の怒りを鎮めるために、供物を捧げた。
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災いが起きると、人々は禍津日神の祟りを恐れた。
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標準
evil gods (who cause sin, etc.)
作例 · 標準
この物語では、多くの禍津日神が人間の欲望に付け込む。
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罪深き者には、禍津日神が罰を与えると言われている。
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太古の昔、禍津日神たちが地上を支配していたという伝説がある。
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