紳士風
しんしふう
名詞-の形容詞
標準
gentlemanly
文例 · 用例
性質はまじめな、たいへん厳格で律儀なものをさえ、どこかに隠し持っていましたが、それでも趣味として、むかしフランスに流行したとかいう粋紳士風、または鬼面毒笑風を信奉している様子らしく、むやみやたらに人を軽蔑し、孤高を装って居りました。
— 太宰治 『兄たち』 青空文庫
兄は、その粋紳士風の趣味のために、おそろしく気取ってばかりいて、女のひとには、さっぱり好かれないようでした。
— 太宰治 『兄たち』 青空文庫
兄は、きっと死ぬる際まで、粋紳士風の趣味を捨てず、そんなはいからのこと言って、私をかつごうとしていたのでしょう。
— 太宰治 『兄たち』 青空文庫
みんなは山男があんまり紳士風で立派なのですっかり愕ろいてしまいました。
— 宮沢賢治 『紫紺染について』 青空文庫
その道は智子と度々散歩しつけているので三木雄は智子が傍で具合すれば杖で上手に道を探って、ステッキをあしらって歩く眼明きの紳士風に、割り合いに軽快に歩けた。
— 岡本かの子 『明暗』 青空文庫
凡そ女性の及ぼす勢力はいつの時代にも侮るべからざるものなり、別して所謂|紳士風なる者を形成するには、偉大なる勢力ある事|疑べからず。
— 北村透谷 『徳川氏時代の平民的理想』 青空文庫
その頃の学生は、七八分通りは後に言う壮士肌で、稀に紳士風なのがあると、それは卒業|直前の人達であった。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
角灯の投げかける丸い光の枠内に足を踏み入れて目の前に出てきた男は、紳士風の人物で、ツイードの服に布帽子、ゲートル、握り玉のある太い杖という出で立ちだ。
— SILVER BLAZE 『シルヴァブレイズ』 青空文庫
作例 · 標準
彼はいつも清潔なスーツを着こなし、どこか紳士風な雰囲気を漂わせている。
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その老紳士は、物腰が柔らかく、いかにも紳士風な人だった。
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若者も背筋を伸ばし、紳士風の立ち居振る舞いを心がけるべきだ。
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