上女中
かみじょちゅう
名詞
標準
head servant
文例 · 用例
たまたま二、三人、上女中でないものに若い女がいたが、年寄りもおんなしことで、ただ年が若いというだけ、新時代に対してなんにも知らない人たちばかりだった。
— 長谷川時雨 『渡りきらぬ橋』 青空文庫
お上女中の部屋は二、三人ずつの共同部屋で、八畳、六畳、四畳半、三畳の四室に屋根裏二階が物置きになっていた。
— 長谷川時雨 『渡りきらぬ橋』 青空文庫
お上女中、お下女中、三十人からの女中が一日、齷齪とすわる暇もなく、ざわざわしていた家である。
— 長谷川時雨 『明治美人伝』 青空文庫
女中は下働きのお国さんと上女中のお糸さんの二人きりである。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
女中は下働きのお国さんと上女中のお糸さん二人。
— 林芙美子 『放浪記(初出)』 青空文庫
えらそうに――) と思ったが(上女中の、うるさいのにでも云いつけられたら――) と――だが、そう叱られて、黙って引込むのも、器量の悪い話であった――。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
その騒がしさに不審を打ちましたものか、持田様のお嬢様と、そのお気に入りのお上女中のお柳さんというお方が、奥から出て参られ、「気の毒だから家へ入れて介抱してあげたがいいよ」 と言われました。
— 国枝史郎 『怪しの者』 青空文庫
しかしもう去年の暮から人事の紛糾で困パイしきっているから、この上女中のことであくせくしたくない、もうしんから沢山だ。
— 一九四四年(昭和十九年) 『日記』 青空文庫
作例 · 標準
「お嬢様のお召し替えを急ぎなさい」と、上女中の厳しい声が奥御殿に響いた。
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上女中ともなれば、屋敷全体の切り盛りから主人の身辺の世話まで、その役目は多岐にわたる。
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彼女は長年の奉公が認められ、ついに上女中として奥向きの差配を任されることになった。
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