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水漬く屍

みづくかばね異読 みずくかばね
名詞
1
標準
dead bodies submerged in water (in war, esp. naval battles)
文例 · 用例
海行かば水漬く屍、山行かば草むす屍、また顧みぬ防人の昔ながらの雄たけびや。
北原白秋 新頌 青空文庫
水漬く屍に、君や まじると※初午詣稲荷坂 見あぐる朱の大鳥居。
折口信夫 橘曙覧評伝 青空文庫
また長歌には、「大伴の遠つ神祖の、其の名をば大来目主と、負ひ持ちて仕へし官、海行かば水漬く屍、山ゆかば草むす屍、おほきみの辺にこそ死なめ、顧みはせじと言立て」(巻十八・四〇九四)云々とあるもので、家持は生涯の感激を以て此の長短歌を作っているのである。
斎藤茂吉 万葉秀歌 青空文庫
その大伴佐伯の祖先以来の家訓に、海行かば水漬く屍、山行かば草生す屍、大君の辺にこそ死なめ、のどには死なじ。
喜田貞吉 本州における蝦夷の末路 青空文庫
これをぢかに拝したからには、何びとといへども、「海行かば水漬く屍、山行かば草生す屍、大君の辺にこそ死なめ、かへりみはせじ」といふ気持になつたであらう。
龜井勝一郎 君臣相念 青空文庫
海行かば水漬く屍、てなことにはなるなよ」「大丈夫ですよ」 福は五郎に白い歯を見せて笑った。
梅崎春生 幻化 青空文庫
夜に入っていよいよ風波が加われば、空しくここに水漬く屍となり終ろうも知れぬ」「日の暮れぬうちに、どこか出口を」 人々の眼は、しだいに血走ってきた。
出師の巻 三国志 青空文庫
作例 · 標準
万葉集の一節にある「海行かば 水漬く屍」という歌詞が胸に響く。
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戦地へと赴く兵士たちは、水漬く屍となる覚悟を固めていた。
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荒れ果てた戦場の入り江には、水漬く屍が無数に浮いていたという。
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