位相語
いそうご
名詞
標準
register-specific word
文例 · 用例
その者が船のすれちがいに、「天皇さまは、このごろ八田若郎女がすっかりお気に入りで、それはそれはたいそうごちょう愛になっているよ」としゃべって行きました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
そのお途中、倉橋山という険しい山をお越えになるときに、かよわい女鳥王はたいそうご難渋をなすって、夫の王のお手にすがりすがりして、やっと上までお上りになりました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
しかも馬車を寄せた家というのは、たいそうご立派なものらしく、古風な鉄柵、荘重な門扉、真鍮の造作、そして色電灯の放つ紫の光を背に受け現れた威儀ある執事に至るまで、見事にすべて調和していた。
— THE ADVENTURE OF THE DYING DETECTIVE 『瀕死の探偵』 青空文庫
」「そのかたたちはどのような素姓やら少しも存じませぬが、うちのお寺にはたいせつなたいせつなお檀家とやらで、お参詣のたびごとにお師さまもたいそうごていねいにおもてなしでござります」「ほほうのう。
— 開運女人地蔵 『右門捕物帖』 青空文庫
おまえは髪床へいって、朝湯へ回って、たいそうごきげんうるわしくおめかしをしていたはずだが、違うのかい」「もうそれだ。
— 袈裟切り太夫 『右門捕物帖』 青空文庫
たいそうご熱心におのぞきのようでござりまするが、うちの庭に温泉でも吹き出しましたかな」 めんくらったのはあば敬とその一党でした。
— のろいのわら人形 『右門捕物帖』 青空文庫
あの時にはたいそうご親切に、私をお呼び止めくださいまして、いろいろお言葉をくださいましたはずで、まことに有難う存じました」――で鴫丸はお辞儀をした。
— 国枝史郎 『娘煙術師』 青空文庫
ハレマイヤ たいそうご立派な意見ですな、お嬢様。
— R.U.R. (ROSSUM'S UNIVERSAL ROBOTS) 『RUR――ロッサム世界ロボット製作所』 青空文庫
作例 · 標準
言語学の授業で、場面や相手との関係性によって言葉を使い分ける「位相語」の概念について学んだ。
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幼児語の「まんま」や「ブーブー」は、特定の年齢層や状況で使われる典型的な位相語の一例である。
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この小説の登場人物は、意図的に乱暴な位相語を用いることで、自身の階級や反骨精神を表現している。
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日本語学習者が敬語や謙譲語といった位相語を習得するのは、非常に難しい課題の一つとされる。
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