揚げ立て
あげたて
名詞
標準
文例 · 用例
鍋前に陣取って揚げ立てを食う。
— 古川緑波 『下司味礼讃』 青空文庫
その、揚げ立ての、上等の天ぷらを食って、しまいに、かき揚げか何かを貰って、飯を食う。
— 古川緑波 『下司味礼讃』 青空文庫
」「そいつが天麩羅のあげたてだ。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
大きな声じゃいわれねえが、他人の名まえの手がらまでも横取りしたい連中はうようよいても、自分のあげたてがらにひとの名まえを貸してやるような、ご了見の広い者は、半分だってもご番所になんぞいねえじゃねえか。
— 曲芸三人娘 『右門捕物帖』 青空文庫
「与八さん、この鯣も食べてごらんよ、お団子ばかり食べないでさ……」「いけねえやい、今度は、おいらのあげたてんぷらを食うんだぞ、てんぷらを――」「静かにしろよ、与八さんの好きなのから先に食べさせるんだといってるじゃねえか」「与八さん、モットお団子をお食べ。
— みちりやの巻 『大菩薩峠』 青空文庫
私は牛乳をわざわざ飲みたいとは思わない、揚げたてのカツレツがたべたいのだもの。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
揚げたての精進あげまで、「やくと、なおうまいね」 電熱のコンロに焙ってたべた。
— 宮本百合子 『風知草』 青空文庫
*だし、種、油、揚げたてをやかましくいうが、新しい掘りたてのだいこんのおろしを吟味する必要がある。
— 北大路魯山人 『料理メモ』 青空文庫