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情態

じょうたい
名詞
1
標準
文例 · 用例
例の如く題目も思想も取立てていう程の事ではなくていて、しかも無限の味いを持ってるのは、一首の声調に作者の淋しい内的情態が、さながらに表現されて居るからである。
伊藤左千夫 歌の潤い 青空文庫
この情態が面白からぬことを気付く頃に現れる次の現象は、凡そ私に分る所を以てすれば、心理的に病弊を究明しはじめることであらう。
中原中也 生と歌 青空文庫
そんな情態なので、私は諸君に語るべきもの、一つも持っていない。
太宰治 困惑の弁 青空文庫
もう、何がどうなつてもいいんだ、といふやうな全く無憂無風の情態である。
太宰治 津軽 青空文庫
そしてすっかり情態が一変していた。
散文詩風な小説 猫町 青空文庫
見た訳ではないが情態は推察出来る。
幸田露伴 蘆声 青空文庫
当時|崛強の男で天下の実勢を洞察するの明のあつた者は、君臣の大義、順逆の至理を気にせぬ限り、何ぞ首を俯して生白い公卿の下に付かうやと、勝手理屈で暴れさうな情態もあつたのである。
幸田露伴 平将門 青空文庫
手古奈が内心の情態は、遂に誰にも解らない。
伊藤左千夫 古代之少女 青空文庫