御台所
みだいどころ
名詞
標準
wife of a shogun or a highest-ranking nobleman
文例 · 用例
欣弥さんはお奉行様じゃ、むむ、奥方にあらず、御台所と申そうかな。
— ――其一幕―― 『錦染滝白糸』 青空文庫
三日、癸卯、晴、鶴岳宮の御神楽例の如し、将軍家御疱瘡に依りて御出無し、前大膳大夫広元朝臣御使として神拝す、又御台所御参宮。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
忘れも致しませぬ、二十三日の午剋、尼御台さまは御台所さまをお連れになつて御寝所へお見舞ひにおいでになりました。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
御台所さまはそれを聞いて、え堪へず、泣き伏しておしまひになりましたが、尼御台さまは、なほも将軍家のお顔から眼をそらさず静かな御口調で、ご存じかの、とあのお方にお尋ねなさるのでございました。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
またその折の流鏑馬に峰王といふ綺麗な童子も参加いたして、きりりと引きしぼつて、ひやうと射た矢が的をはづれて恥づかしのあまりただちにその場から逐電なし、たちまちもつて出家したとの事、これには御台所さまをはじめお傍の人たち一様に笑ひ崩れてしまひました。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
この清綱さまは、もともと御台所さまのお附きのお侍で、御台所さまはご存じのとほり前権大納言坊門信清さまの御女子、十三歳の御時に鎌倉へ御輿入に相成り、その時には将軍家も同じ十三歳、さぞかしお可愛らしい御夫婦でございましたでせう。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
十二日、甲辰、和田左衛門尉義盛、上総の国司に挙任せらる可きの由、内々之を望み申す、将軍家、尼御台所の御方に申合せらるるの処、故将軍の御時、侍の受領に於ては、停止す可きの由、其沙汰訖んぬ、仍つて此の如き類、聴されざる例を始めらるるの条、女性の口入に足らざるの旨、御返事有るの間、左右する能はずと云々。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
三日、庚辰、晴、辰刻、将軍家並びに尼御台所、二所に御進発、相州、武州、修理亮以下扈従すと云々。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
作例 · 標準
御台所は、大奥の女性たちの生活を取り仕切っていた。
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歴史ドラマでは、御台所の権力がしばしば描かれる。
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御台所様のご懐妊に、城中は喜びに沸いた。
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ウィキペディア
御台所(みだいどころ)は、大臣・将軍家など貴人の妻に対して用いられた呼称。御台盤所(みだいばんどころ)も同じ。奥方様の意。「御台」・「御台盤」とは身分の高い人の食事を載せる台盤を指す。 「台盤所」とは宮中や貴族の邸宅の配膳室(また調理する場所)を指す。台所はその略。
出典: 御台所 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0