結い方
ゆいかた
名詞
標準
hair style
文例 · 用例
姉はお政といって二十二、妹はお時といって十九、容貌は可もなく、不可もなく、まず普通という程度であるが、髪の結い方、着物の好みが余りに派手やかで、紅|白粉を毒々しいほどに塗り立てた化粧の仕方が、どうしても唯の女とは見えない。
— 岡本綺堂 『怪獣』 青空文庫
彼はまだ十八九の色白の男で、髪の結い方といい、それが役者であることは一見して知られた。
— 唐人飴 『半七捕物帳』 青空文庫
いらいらした気分はよく髪の結い方、衣服の着せ方に小言をいわせた。
— 有島武郎 『クララの出家』 青空文庫
四五年このかた流行り始めた頭の結い方に、「ゆくえしらず」というのがある。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
和漢洋入り乱れた様式の流行あたま 雑誌や新聞に宣伝されている、新しい髷の結い方を真面目に研究して応用しているのは、職業婦人には皆ないと見た方が至当であろう。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
勿論、多少影響はしているに違いないが、とてもそんな手ぬるい結い方では満足しないらしい。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
しかし東京式の結い方はあまりお上品向きでありませんから、お客様のお姿や服装から御家庭をお察しして、苦心しいしい調和よく結って差し上げますと、どうも御気に召しません。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
陸軍中将か何かの未亡人の独り子で、学校の成績は中位、持ち物や髪の結い方等も質素だから、大勢の中に居ると一寸探し出し難い位である。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫