空論家
くうろんか
名詞
標準
a doctrinaire
文例 · 用例
我々の生活では、どうかすると、理論一片の空論家になるか、又は低いシュードリアリスティックな現実肯定者となり易い。
— 一九二二年(大正十一年) 『日記』 青空文庫
吾人は我教会に斯の如き空論家多きものありと曰はず。
— 山路愛山 『信仰個条なかるべからず』 青空文庫
教授ともあろうものが、生きた史実をないがしろにして、机上の空論に終始しているというのは遺憾千万であって、そういう机上空論家なんてものは、助教授団のなかには一人もいないのである」「これこれ、ドリー君。
— 海野十三 『海底大陸』 青空文庫
みんながもッとシアワセになることを、この一番身近かなことを、なぜ真剣に考えることを忘れているのだろう」 意気当るべからざる空論家と、強制に服することを処世の急所と会得している天性の諦め人とが同一の人間であるとは、それを理窟で納得し、悟りすまそうと思っても、なかなかそうはいかないものだ。
— 坂口安吾 『風流』 青空文庫
これは決して一握りの机上の空論家の反対には止まらなかったのである。
— 戸坂潤 『世界の一環としての日本』 青空文庫
一群の空論家が、しかも古い故典旧慣を唱えてみても、それが何の力であるはずもない。
— 第十一分冊 『新書太閤記』 青空文庫