取り扱い方
とりあつかいかた
名詞
標準
way of handling
文例 · 用例
熱力学の方則を理解した作者としない作者とでは、同じ事件の取り扱い方におのずからちがった展開を見せないとは言われないであろう。
— 寺田寅彦 『科学と文学』 青空文庫
すなわち、一方には、およそ有りふれた陳套な題材と取り扱い方をした小説の「創作」と、他方では、最独創的な自然観人生観を盛った随筆の「中間物」とを対比させて見れば、後者のほうが前者よりもより多く創作的であり、前者のほうがひと山|百文の模造物への中間にあるものと考えられるであろう。
— 寺田寅彦 『科学と文学』 青空文庫
この終末の取り扱い方にどこかフランス芸術に共通な気のきいた呼吸を見ることができるような気がする。
— 寺田寅彦 『映画雑感(3)』 青空文庫
たとえば、勅使接待の能楽を舞台背景と番組書だけで見せたり、切腹の場を辞世の歌をかいた色紙に落ちる一片の桜の花弁で代表させたりするのは多少月並みではあるがともかくも日本人らしい象徴的な取り扱い方で、あくどい芝居を救うために有効であると思われた。
— 寺田寅彦 『映画雑感(3)』 青空文庫
それでたとえばアメリカ映画における前述のレヴューの線条的あるいは花模様的な取り扱い方なども、そうした懸賞問題への一つの答案として見ることもできる。
— 寺田寅彦 『映画雑感(4)』 青空文庫
本来ならば実に退屈で到底見ていられそうもない筋と材料を使って、そうしてちっとも退屈させないで緊張をつづけて行くのは映画としての編成の上に至るところ非常に気のきいた取り扱い方があるおかげであろう。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
牡牛の死ぬる前後のところも単なる実写的の真実に対する興味のほかに、映画としての取り扱い方のうまさは充分にある。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
またこの著者がそのモンタージュを論じた一章の表題に「素材の取り扱い方」という平凡な文字を使い、そうしてその題下に「構成モンタージュ」「場面(景)のモンタージュ」「插話(エピソード)のモンタージュ」等の小区分を設けているのである。
— 寺田寅彦 『映画芸術』 青空文庫
作例 · 標準
付属のDVDを見れば、このカメラの詳しい取り扱い方がよく分かる。
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刃物の取り扱い方を間違えると大きな事故につながるため、子供に教える時は注意が必要だ。
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彼は新しいソフトの取り扱い方を覚えるのが非常に早い。
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