へっぴり腰
へっぴりごし
名詞
標準
bent back
文例 · 用例
小豆島と高松を往復する一〇〇|噸足らずのボロ汽船であったが、彼の石炭のいれ方がちゃちだから船が進まんと、罐の前でへっぴり腰を蹴り飛ばされた。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
はてな、ここらに色鳥の小鳥の空蝉、鴛鴦の亡骸と言うのが有ったっけと、酒の勢、雪なんざ苦にならねえが、赤い鼻尖を、頬被から突出して、へっぴり腰で嗅ぐ工合は、夜興引の爺が穴一のばら銭を探すようだ。
— 泉鏡花 『唄立山心中一曲』 青空文庫
浮足立つ所孫右衛門、「糞ッ」 というが早いか、十文字槍をもってへっぴり腰に突いてかかった三助へ斬込んで一太刀肩へ斬込んだ。
— 直木三十五 『鍵屋の辻』 青空文庫
「よしきた」 森君はへっぴり腰になって片足を浮かしてかまえた、もし足にあたりそうな球がきたら片足をあげて逃がそうという腹なのである。
— 佐藤紅緑 『ああ玉杯に花うけて』 青空文庫
彼の両の掌は、へっぴり腰を立てた酔眼の棟梁を殴りつけていた。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
船員も乗客も、みょうな、へっぴり腰で、ゆかの上をごそごそはいまわっていた。
— 海野十三 『海底大陸』 青空文庫
……そんなに遠くでへっぴり腰をしていないで、近くへ寄ってよく見ろ」 清五郎は首を差しのべておずおずと眺めてから、「いかにも、こりゃア赤腹」 アコ長はニヤリと笑いながらとど助のほうへ振りかえり、「とど助さん、少々妙ですな。
— 蠑※ 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
「花もなくて」 歌いながら、へっぴり腰も面白く、飛立つように身も軽く一舞いした。
— 坂口安吾 『閑山』 青空文庫
作例 · 標準
重いダンボールを持ち上げようとしたが、見事なへっぴり腰になってしまい全然力が入らなかった。
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初めてのスキーで急斜面を前にした彼は、完全にへっぴり腰のまま固まって動けなくなっていた。
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ゴルフのスイングを動画で撮影してみたら、自分が思っていた以上のへっぴり腰で格好悪かった。
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標準
weak-kneed
作例 · 標準
相手の強気な態度に押されて、交渉の場ですっかりへっぴり腰になってしまい、条件を大幅に譲ってしまった。
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あんなへっぴり腰の抗議では、理不尽な上司の決定を覆すことなんて到底無理だろう。
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クレーム対応でへっぴり腰になると余計に相手をつけ上がらせるので、毅然とした態度で臨むべきだ。
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