掲
掲
名詞
標準
文例 · 用例
いわんや、第三回の募集の時にすら先生は既に左のごとくに云うているのである、前略、古来小区域に跼蹐して陳套を脱するあたわざりし桜花がいかに新鮮の空気に触れて絢爛の美を現したるかは連日掲載の短歌を見し人の熟知するところなるべし。
— 伊藤左千夫 『竹乃里人』 青空文庫
昭和十七年三月橋本進吉刊行委員附記 この昭和十七年のはしがきは、明世堂刊行の際、巻首に掲げられたものである。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
(明治二十七年十二月「文學界」 明治二十九年二月「太陽」再掲載)
— 樋口一葉 『大つごもり』 青空文庫
(明治二十八年一、二、三、八、十一、十二月、二十九年一月「文學界」 明治二十九年四月「文藝倶樂部」一括掲載)
— 樋口一葉 『たけくらべ』 青空文庫
そうしてその上で「人の心は飛鳥川、変るは勤めのならひぢやもの」という懐疑的な帰趨と、「わしらがやうな勤めの身で、可愛と思ふ人もなし、思うて呉れるお客もまた、広い世界にないものぢやわいな」という厭世的な結論とを掲げているのである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
するとすぐわきに「蠅取デー 七月二十日」という掲示がチラリと目についた。
— 九鬼周造 『外来語所感』 青空文庫
此等の章中に收められた詩篇は、概ね雜誌『感情』に掲載したものであるから、皆今から數年以前の舊作である。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
全集や綜合詩集は例外として、すべて單一な標題を掲げた詩集は、その標題が示す一つの詩境を、力強く一點に向つて集中させ、そこに詩集の統一された印象を構成させねばならないこと、あだかも一卷の小説に於ける構成と同じである。
— 萩原朔太郎 『定本青猫』 青空文庫