つき手
つきて
名詞
標準
hand touch down
文例 · 用例
娘のお師匠さんが扇子で手拍子を取って、何んとか声を掛けると、若い男は変な腰つき手つきをして一生懸命に踊っていたが、その状態の変テコなことといっては実に歯が浮き、見ていても顔から火が出るよう……笑止といって好いか、馬鹿々々しいといって好いか、とても顔を上げて正面に見られた図ではありません。
— 遊芸には縁のなかったはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
暫くすると、さつき手を拭いたばかしの米国国旗が、その前に持ち出された。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
在郷軍人、消防夫、警官などの姿がちらつき手に手に提灯をかざして、警備している。
— 宮本百合子 『私の覚え書』 青空文庫
するとその中にどう云ふ訳か、度々さつき手前の話した、鼠小僧と云ふ名が出るぢや無えか。
— 芥川龍之介 『鼠小僧次郎吉』 青空文庫
ゆき子は、さつき手を握つてゐた伊庭の厚かましさがいやらしくて返事もしなかつた。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
人の物を食べる口つき手つきで千世子は人がきらいになる事がないでもない。
— 宮本百合子 『千世子(二)』 青空文庫
(戸を締め炉のはたにきたり、火かきで火をつつき手をかざす)松若はきょうはおそいこと、寒いのに早く帰って来ればよいのに。
— 倉田百三 『出家とその弟子』 青空文庫
恐らくそれが彼のふだんの表情であると思はれる、さつき手を額にかざして房一を眺めてゐたときと同じやうな、横柄な、何か固い糊づけしたやうなものが庄谷の顔にあつた。
— 田畑修一郎 『医師高間房一氏』 青空文庫
作例 · 標準
相撲では、負けた力士が土俵に手をつく「つき手」は反則となる。
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立ち合いでつき手をしてしまい、行司から注意を受けた。
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つき手にならないよう、力士はバランスを保つ訓練をする。
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