家運
かうん
名詞
標準
fortunes of a family
文例 · 用例
桂家の屋敷は元来、町にあったのを、家運の傾むくとともにこれを小松山の下に運んで建てなおしたので、その時も僕の父などはこういっていた、あれほどのりっぱな屋敷を打壊さないでそのまま人に譲り、その金でべつに建てたらよかろうと。
— 国木田独歩 『非凡なる凡人』 青空文庫
桂家の屋敷は元来、町にあったのを、家運の傾むくとともにこれを小松山の下に運んで建てなおしたので、その時も僕の父などはこういっていた、あれほどのりっばな屋敷を打壊さないでそのまま人に譲り、その金でべつに建てたらよかろうと。
— 国木田独歩 『非凡なる凡人』 青空文庫
曾祖父は剣道の師範のような事をやっていて、そのころはかなり家運が隆盛であったらしい。
— 寺田寅彦 『亮の追憶』 青空文庫
父は大家の若旦那に生れついて、家の跡取りとなり、何の苦労もないうちに、郷党の銀行にただ名前を貸しといただけで、その銀行の破綻の責を一家に引受け、預金者に対して蔵屋敷まで投げ出したが、郷党の同情が集まり、それほどまでにしなくともということになり、息子の医者の代にはほぼ家運を挽回するようになった。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫
わたくしたちのいま葬儀しつつある父と、その先代との間に家系も絶えんとし、家運も傾きかけた間一髪の際に、族中より選み出されて危きを既倒に廻し止めた女丈夫だという。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫
家運は見る見る旧に戻つた。
— 岡本かの子 『老主の一時期』 青空文庫
」などと、議論は意外のところまで発展して、そうしてその小男は声を放って泣いて、泣きながら家へ帰り、翌る朝は未明に起き柴刈り縄ない草鞋を作り両親の手助けをして、あっぱれ孝子の誉れを得て、時頼公に召出され、めでたく家運隆昌に向ったという、これは後の話。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
いよいよ御家運|御隆昌の兆と、おうらやましく思います。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
作例 · 標準
祖父の代から続くこの商家の家運は、近年さらに上向いている。
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先祖代々、家運隆盛を願ってこのお守りを大切にしてきた。
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彼の不祥事が原因で、我が家の家運が傾きかねない事態となった。
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占いの結果、今年は家運が大きく好転する兆しがあると言われた。
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