理非曲直
りひきょくちょく
名詞
標準
the rights and wrongs (of a case)
文例 · 用例
これは自分の子供が他人と交渉を開いた時に、理非曲直を問わず子供を叱り飛ばす今の親たちの取る手段と同じである。
— 菊池寛 『三浦右衛門の最後』 青空文庫
その理非曲直はいずれにあるか判らなかったが、とにかくにこんな批難を受けることは彼に取って利益でないのは勿論であった。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
十一 火渡りの行者 社会主義は、理非曲直の問題ではない。
— 芥川龍之介 『澄江堂雑記』 青空文庫
第三、東西二派の理非曲直は姑く扨置き、男子が所謂宿昔青雲の志を達するは乱世に在り、勤王でも佐幕でも試みに当て砕けると云うが書生の事であるが、私にはその性質習慣がない。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
すでに師を起こして政府に敵するときは、事の理非曲直はしばらく論ぜずして、ただ力の強弱のみを比較せざるべからず。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
理非曲直も弁えずに、途方もない夢ばかり見続けている、――そこが高平太の強い所じゃ。
— 芥川龍之介 『俊寛』 青空文庫
法は活物、臨機応変に妙味があるが、越前のは理非曲直、ただ法を枉げない事に専らで――」「と、申しかけると、あいつ又、いろいろこねるでのう」「法は、時世と共に、移るもので不変ではない。
— 直木三十五 『大岡越前の独立』 青空文庫
なお言わば、そのことの理非曲直の問題はしばらくこれを措くとしまして、ともかく事実上世間の多数を相手に戦うこととなりましては、現にいわゆる細民部落であり、多数の社会を相手に生活せねばならぬ境遇にいるところのこれらの人々の多数は、いきおい自縄自縛に陥るの虞れはないでありましょうか。
— 喜田貞吉 『融和促進』 青空文庫
作例 · 標準
彼はどんな状況でも理非曲直を明らかにし、正義を貫こうとする。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
当事者同士の言い分が食い違っており、ことの理非曲直を判断するのは難しい。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
感情論に流されず、理非曲直を見極める冷静さが必要だ。
幻辭AI · gemini-2.5-pro