混ず
まず
Nidan verb (lower class) with 'zu' ending (archaic)動詞-他動詞頻度ランク #455 · 青空 13 例
標準
to mix
文例 · 用例
その「え」が、古い時代においては立派に二つに分れて、互いに混ずることがなかったということが判ったのであります。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
それはつまり例外なんで、二類に分れて混ずることなしと言いながらしかも例外、すなわち分れていない例がある。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
そうして、その井戸水を一人の人間が一度飲んだ時に、その人を殺すか、ひどい目に逢わせるに充分なだけの濃度にその毒薬を混ずるとする。
— 寺田寅彦 『流言蜚語』 青空文庫
また湿気を帯びた温かい風が森や山腹の冷たい処に触れる場合や黒潮と親潮が出会うて温かい空気と冷たい空気が混ずる場合などにも起る。
— 寺田寅彦 『歳時記新註』 青空文庫
恁て島田なり、丸髷なり、よきに従ひて出来あがれば起ちて、まづ、湯具を絡ふ、これを二布といひ脚布といひ女の言葉に湯もじといふ、但し湯巻と混ずべからず、湯巻は別に其ものあるなり。
— 泉鏡花 『当世女装一斑』 青空文庫
詩に曰く、良驥 色 羣に同じく、至人 迹 俗に混ず。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
但し、男精と女血の混ずるを忌むにより、刀自二人男の側にあり、事畢るに臨み、男を曳き退け外に泄さしむと。
— 南方熊楠 『蓮の花開く音を聽く事』 青空文庫
これらの点において思惟と意志とは一見明に区別があって、誰もこれを混ずる者はないのであるがまた能く考えて見ると、この区別も左程に明確にして動かすべからざるものではない。
— 西田幾多郎 『善の研究』 青空文庫