頸動脈
けいどうみゃく
名詞
標準
carotid artery
文例 · 用例
その一つは頸動脈のところ、今一つは眼の近くで、いずれもかなりの傷であったから理由を問うたところが、二人共顔を赤らめて語らなかった。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
第一そんな気を起こす前に、大抵の人なら、小刀を頸動脈へつきさして、時間的に、そういう考えの起こる余裕を無くしているだろう。
— 平林初之輔 『秘密』 青空文庫
あそこは|わが国の頸動脈に一等近いところなんだ。
— 海野十三 『諜報中継局』 青空文庫
あわてて顔を横に向けようとしたが彼の頸動脈は、お千のためにあまりにも強く締めつけられていた。
— 海野十三 『棺桶の花嫁』 青空文庫
見事に頸動脈を切ったとみえ、身体中の血潮がことごとくその傷口から迸ったように、胸から膝へかけて、汚れ切ったネルの寝衣をべとべとに浸した上、畳の上から廊下にかけ、一面に流れかかっているのでした。
— 菊池寛 『島原心中』 青空文庫
あとで、事情をきいて見ると、その夜、彼女は剃刀で私の咽喉をきり、然る後自分の頸動脈をきって自殺を遂げたそうです。
— 小酒井不木 『遺伝』 青空文庫
人なみはずれて背の高い奴でしたから、突いた拍子に、頸動脈から、私の右の眼にパッと暖かいものがかかったかと思うと、焼けるように眼が痛み出したんです。
— 小酒井不木 『按摩』 青空文庫
もしあの時、身辺に日本刀があったならば、僕は何の躊躇もなくその鞘を払って頸動脈を切ったであろう。
— 小酒井不木 『ある自殺者の手記』 青空文庫
作例 · 標準
医者が患者の首に指を当て、頸動脈の脈拍を確認している。
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強い衝撃を受けた際、頸動脈を保護することが命を守る上で極めて重要だ。
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健康診断で頸動脈のエコー検査を受け、異常がないか調べた。
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