来しな
きしな
名詞
標準
on one's way somewhere
文例 · 用例
」 田口は、今、こゝへ来しなにメリケン兵の警戒隊に喧嘩を吹っかけられた、と告げた。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
それも月の十日と二十日は琴平の縁日で、中門を出入する人の多少は通るが、実、平常、此町に用事のある者でなければ余り人の往来しない所である。
— 国木田独歩 『二少女』 青空文庫
竹三郎は、初めて、幹太郎とすゞと、幹太郎の妻のトシ子を内地からつれて来しなに、もう、早速、一封度ずつ、三人に、肌身につけて上陸するように強いた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
雨は落ちて来しなに、空中の有毒瓦斯を溶解して来る。
— 黒島傳治 『土鼠と落盤』 青空文庫
実はここに来しなであった。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
その当時、府立の一中は築地の河岸、今日の東京劇場所在地に移っていたので、麹町に住んでいる私は毎日この堀ばたを往来しなければならなかった。
— 岡本綺堂 『御堀端三題』 青空文庫
忠一は実家と角川家との間を往来しながら、熱心に飛騨の古い歴史を研究して、飛騨判官の伝記及び彼と蒙古との関係を明白にすべく努めていた。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
気の弱い者は夜になると酒屋の附近から芳三を葬ってある寺の墓地附近を往来しなかった。
— 田中貢太郎 『餅を喫う』 青空文庫
作例 · 標準
来しなについでに買ってきたんだけど、ここのシュークリーム、美味しいから食べて。
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「遅かったね」「悪い、来しなに変な勧誘に捕まっちゃってさ。」
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駅からの来しなにあるコンビニで、頼まれていた公共料金の支払いを済ませておいたよ。
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あ、そうだ。学校への来しなにポストを覗くの、すっかり忘れてた。
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