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家屋敷

いえやしき
名詞
1
標準
estate
文例 · 用例
しかし江戸時代には、あの辺はみな武家屋敷で、夜桜どころの話じゃあない、日が落ちると女一人などでは通れないくらいに寂しい所でした。
むらさき鯉 半七捕物帳 青空文庫
Kの家はわたしの家から直徑にして四町ほどしか距れてゐなかつたが、場所は番町で、その頃には江戸時代の形見といふ武家屋敷の古い建物がまだ取拂はれずに殘つてゐて、晴れた日にも何だか陰つたやうな薄暗い町の影を作つてゐた。
お文の魂 半七捕物帳 青空文庫
男は二十三四で、どこかの武家屋敷の中間らしく、帯のうしろには木刀をさしていたが、両腕を荒縄で固く縛られて、両足を投げ出して、銀杏の木の根につながれていた。
鬼娘 半七捕物帳 青空文庫
市郎は其後再び柳屋の門を潜らなかったが、元来が狭い町で、恋しい人の家屋敷は眼と鼻の間にあるのだから、女は男を呼び出す術が無いでもなかった。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
今ここのお部屋で無理に茶碗で一杯飲まされたもんですから」 彼は武家屋敷の中間部屋へ出入りをする物売りの女であった。
朝顔屋敷 半七捕物帳 青空文庫
整理に二年余りかゝったが「古川に水絶えず」で家屋敷と食べるだけのものは残って、その他に川下の尾根の岩山が一個所残った。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
総てこの辺に住む者は官吏か教師か銀行会社等の役員か、或は利子で食ふ遊民か、其外店を開いて物を商はざる種類の人々で、昔ならば武家屋敷のやうな所であるから夜になると、たゞ街灯が所々に点いて居るばかり、其淋しさは一通でないのです。
國木田獨歩 夜の赤坂 青空文庫
家産といふは家屋敷ばかり、これを池上權藏の資産と比べて見ると百分一にも當らないのです。
国木田独歩 日の出 青空文庫
作例 · 標準
祖父は莫大な家屋敷を遺して亡くなった。
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大地震により、先祖代々受け継がれてきた家屋敷が全壊した。
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都心に広大な家屋敷を構えるのは、今や夢物語に過ぎない。
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武士の家屋敷は、その身分と権威を示すものであった。
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