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情的

じょうてき
形容動詞
1
標準
文例 · 用例
先生の情的方面のことは多くこんな調子であった、こういうことを思いつづけると今でも胸の塞るような心持になる。
伊藤左千夫 竹乃里人 青空文庫
いやそうでない、情的方面は尋常で理性の方面は非常であるから、誰の眼にもその理性の強い方面ばかりすぐ分るので、非常に理性の勝った人で全く智的の人の様に受け取られた様だ。
伊藤左千夫 正岡子規君 青空文庫
しかし前にも云うた通り情的方面も尋常ではあったのである。
伊藤左千夫 正岡子規君 青空文庫
赤の他人であって親の様に思われ子の様に愛するということは、無情な人の夢にも知ったことではない、先生と長塚との間柄は親子としてはあまりに理想的で、師弟としてはあまりに情的である、ゆえに予はこれを理想的愛子と名附けた。
伊藤左千夫 正岡子規君 青空文庫
長塚が渾身情的無邪気に児供らしきに対しては、さすがの先生も理性をなげうち精察を捨てざるを得なかったらしい。
伊藤左千夫 正岡子規君 青空文庫
すべて言語の内容が客観的知的である場合には翻訳が成立しやすく、主観的情的である場合には翻訳がうまくいかないことは事実である。
九鬼周造 外来語所感 青空文庫
即ち言語の字義が抽象する概念のみが重要であつて、言葉の人格とも言ふべき感情的の要素――音律や、拍節や、氣分や、色調や、――が閑却されて居る。
萩原朔太郎 青猫 青空文庫
したがつて自由詩は、本質的に主觀的、感情的、象徴的、音樂的である。
萩原朔太郎 青猫 青空文庫
情的(じょうてき) — 幻辞.com