離散
りさん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #21381 · 青空 228 例
標準
dispersion
文例 · 用例
その「予想」が現今大概の人の場合に稀薄なのであるし、これは多分「人間像」を見失ふ、つまり「おのづと感じられる面白味」といふものの離散であらうし、それは意志だけの如き意志、謂はば周章狼狽の結果でもあらう。
— 中原中也 『撫でられた象』 青空文庫
我れまさに年老いて家郷なく妻子離散して孤獨なりいかんぞまた漂泊の悔を知らむ。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
こんなことを生業として宿々に知り合いが出来るとなおこの街道から脱けられなくなり、家を離散さしてから二十年近くも東海道を住家として上り下りしていると語った。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
第二の故郷の一つであったIの家はとうの昔に一家離散してしまったが家だけは震災前までだいたい昔の姿で残っていたのに今ではそれすら影もなくなってしまい、昔|帳場格子からながめた向かいの下駄屋さんもどうなったか、今|三越のすぐ隣にあるのがそれかどうか自分にはわからない。
— 寺田寅彦 『銀座アルプス』 青空文庫
滅びた主家の家臣らが思い思いに離散して行く感傷的な終末に「荒城の月」の伴奏を入れたのは大衆向きで結構であるが、城郭や帆船のカットバックが少しくど過ぎてかえって効果をそぐ恐れがありはしないか。
— 寺田寅彦 『映画雑感(3)』 青空文庫
一家|悉く離散して、その跡は今や坂川牛乳店の荷車置場になっている。
— 岡本綺堂 『思い出草』 青空文庫
宣城は兵乱の後、人民は四方に離散して、郊外の所々に蕭条たる草原が多かった。
— 岡本綺堂 『餅を買う女』 青空文庫
そして其の屍體が地の底に納まるか納まらぬに、お房の家は破産の宣告を受けて一|家離散となツた。
— 三島霜川 『平民の娘』 青空文庫
作例 · 標準
データの離散を調べるために、標準偏差を計算した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
遺伝子の離散は、生物の進化において重要な役割を果たす。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
「この群衆の離散、ちょっと不自然じゃないか?」彼は周囲の様子を訝しんだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite