が早いか
がはやいか
表現
標準
no sooner ... than ...
文例 · 用例
詩といふものが、恰度帽子と云へば中折も鳥打もあるのに、帽子と聞くが早いか「ああいふもの」とハツキリ分るやうに分らない限り、詩は世間に喜ばれるも、喜ばれないも不振も隆盛もないものである。
— 中原中也 『詩と其の伝統』 青空文庫
鼻の先にぴかりと光ったのが早いか、鳴りはためいた。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
ではとお小夜、T「あたしはこの道から」 なりひらが、T「俺はこっちから」 半次が、T「何っちが早いか馳けっくら」 で、なりひらとお小夜がスタートに付く。
— 山中貞雄 『なりひら小僧』 青空文庫
そして若し事物が(とマルテが私に言ひますには)――若し事物が、君が君の興味の僅少をもつてすら他の物に氣をとられてゐるのを見拔くが早いか、彼は閉ぢこもつてしまふ。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『或女友達への手紙』 青空文庫
為さんもひと通りは泳げるんだが、なにしろ馬鹿に瀬が早いからどうにもならなかったらしい」「おまえさん、呼んでみればいいのに……」と、お徳は喙を容れた。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
」 奪ひ取るが早いか、彼女はそれを庭石の上へ激しく投げた。
— 梶井基次郎 『川端康成第四短篇集「心中」を主題とせるヴァリエイシヨン』 青空文庫
気がついたが早いか、立つとすぐ踊り出したりするのだ。
— 梶井基次郎 『城のある町にて』 青空文庫
ドカリ――洗面所の方なる、扉へ立つた、茶色な顔が、ひよいと立留つてぐいと見込むと、茶の外套で恁う、肩を斜に寄つたと思ふと、……件の牛乳の壜を引攫ふが早いか――声を掛ける間も何もなかつた――茶革の靴で、どか/\と降りて行く。
— 泉鏡太郎 『銀鼎』 青空文庫
作例 · 標準
子供は「おやつ」という声を聞くが早いか、リビングに駆け込んできた。
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彼はベッドに入るが早いか、すぐに深い眠りに落ちた。
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彼女は仕事が終わるが早いか、すぐに友人と食事に出かけた。
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店が開くが早いか、客がなだれ込んできた。
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