あきらめ顔
あきらめがお
名詞
標準
sense of resignation
文例 · 用例
「持ちたいですがねえ……」持ちたいですが、現在の身の上では、火星探険と同じように、自分の力では出来ない相談だと源一はあきらめ顔になる。
— 海野十三 『一坪館』 青空文庫
聞いても、やっぱり信じられまいと思うが――」 と博士はあきらめ顔で、「こういう謎がおわかりかな。
— 海野十三 『火星兵団』 青空文庫
夫人はさもあきらめ顔に大佐の傍に従っていた。
— EDITH AU COU DE CYGNE 『探偵小説アルセーヌ・ルパン』 青空文庫
……可惜、あなたほどな人物を、七年もこの地の牢城長官の小使みたいに朽ちさせておくのは勿体ないし、また将来とても、とうてい、官界の堕落腐敗のなかに長く晏如としていられるあなたでもないことは知れきっていると思ったからだが……」 と、さすが才略の弁に富む呉用もいまはあきらめ顔して。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
「ひとえに、首を刎ねられ候えとのみ、どう諭しても、玄蕃の心はかたく、一切、余事を申しませぬ」「そちがいうてみても、それのみとあれば、なお強いるは、情けであるまい」 秀吉は、ふっと、あきらめ顔に、顔の筋を解いた。
— 第十分冊 『新書太閤記』 青空文庫
きのうから、帝はご不予(病気)を口実に、一日でも長くここの逗留を延ばそうとしておられたらしいが、「いまは、ならぬか」 と、おあきらめ顔と共、廉子だけを室へ召して、こうささやかれた。
— 世の辻の帖 『私本太平記』 青空文庫
「ではやはり……」と、尊氏も今は半ばあきらめ顔に。
— 風花帖 『私本太平記』 青空文庫
すでに、あきらめ顔の尊氏は、こう彼をねぎらった。
— 筑紫帖 『私本太平記』 青空文庫
作例 · 標準
試験の結果を見てあきらめ顔になった。
彼はあきらめ顔で荷物をまとめた。
母親はあきらめ顔で話を聞いていた。
あきらめ顔で敗北を認める選手もいる。