線外
せんがい
名詞
標準
文例 · 用例
デカダンやダダイストは、宗教感の線外にいる人物ではなく、同じ一つの線の上で、それと向き合っている反動家である。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
革命とは、自由主義やデモクラシイやが、他の貴族主義に対して挑戦するところの同じ権力感情の相対する争闘だから、始めからその権力感情の線外に居る民族には、もとより革命の起る道理がない。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
見られて雪枝てれて視線外す。
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
すでに境界線に立って線外の自然をつかまんとするものは、いたずらに目をふさいで迷想するだけではだめである。
— 寺田寅彦 『知と疑い』 青空文庫
人がその島をわが島と呼んで、安んじて住むようになれば、やがては生産の地が足りなくなって、行きやすい隣の島を物色することは、是は水平線外の冒険とは話がちがう。
— 柳田国男 『海上の道』 青空文庫