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手業

てわざ
名詞
1
標準
文例 · 用例
殆ど空手業を始めた困苦は一通りでない。
伊藤左千夫 家庭小言 青空文庫
手業と云ふのもをかしいが、どうでせう、少し働いて見たいんです。
平出修 瘢痕 青空文庫
」 と、八郎がすぐに長火鉢の前へ膝を支くと、「そこは混雑するからさ――唯今御挨拶を――」 と私には言いながら、八の脱いだ外套と帽子を、置戸棚の傍へ押束ねざまに、片手業に火鉢にかかった湯気を噴く鉄瓶を提げて、すいと二階へ上って行く。
泉鏡花 卵塔場の天女 青空文庫
叔母の側にくっついていて、もう少し何かの手業を教わっておくのだったとも考えた。
徳田秋声 足迹 青空文庫
(投げ出すように砧を捨つ)かえで 貧の手業に姉妹が、年ごろ擣ちなれた紙砧を、とかくに飽きた、いやになったと、むかしに変るお前がこのごろの素振りは、どうしたことでござるかのう。
岡本綺堂 修禅寺物語 青空文庫
(投げ出すやうに砧を捨つ)かへで 貧の手業に姉妹が、年ごろ擣ちなれた紙砧を、兎かくに飽きた、忌になつたと、むかしに變るお前がこの頃の素振は、どうしたことでござるか喃。
岡本綺堂 修禪寺物語 青空文庫
呉羽 今更いうも愚痴なれど、ありし雲井のむかしには、夢にも知らなんだ賤の手業に、命をつなぐ今の身の上。
岡本綺堂 平家蟹 青空文庫
ほんに哀れなしがない手業にあの盛場から此の盛場あの宴席からこの宴席をめぐり歩く、貧しい淋しい歌舞伎一座の、名ばかりの女役者、哀れなものにござります」「それは又驚き入った――したが一体いかなる訳から其方は彼女と馴れ染んだぞ」「丁度今から四五日前の晴れた夕べでございました。
三上於兎吉 艶容万年若衆 青空文庫