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むしり取る

むしりとる
動詞-五段-ラ行動詞-他動詞
1
標準
to tear off
文例 · 用例
せっかくはえたものをむざむざむしり取るのが惜しいと思われた。
寺田寅彦 路傍の草 青空文庫
外のものは兎に角と致して日本一お江戸の名物と唐天竺まで名の響いた錦絵まで御差止めに成るなぞは、折角天下太平のお祝いを申しに出て来た鳳凰の頸をしめて毛をむしり取るようなものじゃ御座いますまいか。
太宰治 三月三十日 青空文庫
女は右の手を疊に突いて、少しにじり出した膝の當たりの褄を左りの手の指さきでむしり取るやうな眞似――これは此の間もしほらしいと見たことで、かの女の癖だと義雄は思つた――をして、多少締まりがないと思はれる笑ひ方をしてゐた。
發展 泡鳴五部作 青空文庫
私はなんだかそれを引き抜いてしまうのが惜しいような気がするのでそのままにしておくと、いつのまにか母や下女がむしり取るのであった。
寺田寅彦 芝刈り 青空文庫
幸いに枝を傷つけないで袋だけをむしり取る事ができたのである。
寺田寅彦 簔虫と蜘蛛 青空文庫
頭からこんなふうに二、三十本の髪の毛だって一緒にむしり取るには大した力のいることは君も知っているだろう。
THE MURDERS IN THE RUE MORGUE モルグ街の殺人事件 青空文庫
綾衣はそのひと枝を押し戴いてとって、重なり合った花びらをしずかにむしり取ると、匂いのある白い花は彼女の袖に触れてほろほろとこぼれて、うす暗い畳の上に雪を敷いた。
岡本綺堂 箕輪心中 青空文庫
その草の葉を肌守のなかに入れておくと、大蛇に出逢わないとか、魅まれないとかいうので、女子供は争ってむしり取る
岡本綺堂 青蛙堂鬼談 青空文庫
作例 · 標準
強風で、街路樹の葉が無残にむしり取られてしまった。
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彼は借金の形に、相手の財布から現金をむしり取った
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雑草を根こそぎむしり取る作業は、腰にかなりの負担がかかる。
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