染み
しみ異読 シミ
名詞頻度ランク #18565 · 青空 80 例
標準
stain
文例 · 用例
古く、懐かしく、物の臭いの染みこんだ家。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
霧はフツ、フツと渦巻く、偃松に白く絡んで、火事場の烟でも立つように、虚空を迷っている、天幕の屋根の筋目から仰ぐと、暗灰色の虚空が壁のように狭くなって、鼻の先に突っ立っている、雨と知りながらも、手を天幕の外へ出すと、壁から浸染み出る小雨に、五本の指が冷やりとする、眼がやっと醒める。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
娘の神が捧げて過ぎた机代のものの中で、平手に盛った宇流志禰の白い色、本陀理に入れたにいしぼりの高い匂いが、自分に絶望しかけて凡欲の心に還りつつある翁の眼や鼻から餓えた腸にかぐわしく染みた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
死というものの状態に似ているらしい眠りに就くことが……」 その声は妙に水無瀬女の心に染みた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
男は、夢中で狂気染みた沙汰を醒めて冷く指摘されたように、口|銜り、みると額に冷汗までかいている。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
洋服を着て派手な舞台に立つことと嫁を貰う資格とを無理に結びつけて誰かがこの白痴の少年の心に深々と染み込ませたものらしい。
— 岡本かの子 『みちのく』 青空文庫
そして一人の女性にこうまで深く染み通らせた白痴少年の一本気をも想ってみた。
— 岡本かの子 『みちのく』 青空文庫
小さい時分から情事を商品のように取扱いつけているこの社会に育って、いくら養母が遮断したつもりでも、商品的の情事が心情に染みないわけはなかった。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
作例 · 標準
白いシャツにコーヒーの染みがついてしまい、慌ててハンカチで拭き取った。
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古い教科書に残されたインクの染みが、受験勉強の激しさを物語っている。
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このテーブルの染みは、子供たちが小さかった頃につけた思い出の跡だ。
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標準
spot (on one's skin, e.g. chloasma, liver spot)
作例 · 標準
最近、日焼けのせいか頬の染みが目立つようになってきて鏡を見るのが辛い。
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美白美容液を毎日欠かさず塗り、少しでも染みが薄くなることを期待している。
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加齢とともに増える手の甲の染みを眺め、時の流れの速さを実感した。
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