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所柄

ところがら
名詞
1
標準
character of a particular place
文例 · 用例
それに好い加減古びてゐるのと場所柄とで、何となく物寂びた雅致を帯びて、静かな廃屋といつたやうな情趣がある。
萩原朔太郎 石段上りの街 青空文庫
山谷堀に上がれば雨はら/\と降り来るも場所柄なれば面白き心地もせらる。
寺田寅彦 半日ある記 青空文庫
本来、井戸なるものは、水を溜めるべきであつて、埃を溜めたりする場所柄では無い。
葉山嘉樹 井戸の底に埃の溜つた話 青空文庫
所柄も弁別えず乱暴をいたしおる。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
つまり、女の本能の無意識な自衛的手段でしょうなあ」「ははあ、そして、それは、何年前位から始めなさった」 場所柄にしては、あんまり素朴に一身上の事実を根問い葉問いされるものと、かの女はちょっと息を詰めて口を結んだが、ふだん質問する人達には誰へも正直に云っている通りに云った。
岡本かの子 母子叙情 青空文庫
所柄美しくない女ではなかつたらうけれども、誰も父の名を明かして呉れないところから考へると、いづれは公にし難い関係から生れた自分だらう。
岡本かの子 上田秋成の晩年 青空文庫
この魔のような小母さんが、出口に控えているから、怪い可恐いものが顕われようとも、それが、小母さんのお夥間の気がするために、何となく心易くって、いつの間にか、小児の癖に、場所柄を、さして憚らないでいたのである。
泉鏡花 絵本の春 青空文庫
けれども、楼なり、場所柄なり、……余り綺麗なので、初手は物凄かったのでございます。
泉鏡花 菎蒻本 青空文庫
作例 · 標準
この辺りは学生街という所柄、安くてボリュームのある定食屋が多い。
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港町という所柄、早朝から市場は活気に溢れ、新鮮な魚の匂いが漂っている。
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高級住宅街という所柄、道を行く人々もどこか上品で落ち着いた雰囲気がある。
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